浜名湖ラグビースクール
感じてほしいのは「楽しさ」と「チームワークの大切さ」。
遠州灘海浜公園の芝生広場を、小学生の上級生が必死の形相で走り回る。小刻みなステップで相手のタックルをかいくぐりゴールラインへと向かう。その子の背後を仲間たちが懸命に走りフォローする。相手ボールになれば、恐れることなく頭を下げ、相手に向かってタックルを見舞う。
一方、隣のグランドを見れば、下級生が楽しそうにボールを抱え走っている。
選手たちのそんな姿に、指導者や保護者は目を細め喝采を送る。そこには一切の罵声は存在しない。これは浜松地区のラグビーチーム「浜名湖ラグビースクール」の練習試合でのひとコマ。
「浜名湖ラグビースクール」の結成は昭和42年。まもなく50年目を迎える、歴史と伝統のあるラグビークラブだ。
チームの方針は、「ラグビーの楽しさと、チームワークの大切さを感じてほしい」。闇雲に勝利だけを目指すのではなく、ラグビーというスポーツが本来持つ“楽しさ”と、同じ目標に向かってみんなとプレーする事で自然と芽生える“チームワーク”の大切さを感じてほしいということ。
『ラグビーは少年を最も早く大人にする』といわれる。
この日の彼らを見ていると、「きっとそうなんだろう」と思えた。
■TEAM DATA
活動日 日曜日
活動場所 細江総合グランド、遠州灘海浜公園グランドなど
団員数 38名
入団条件 浜松市もしくは周辺に居住の幼稚園児から中学生まで
2015年3月掲載 http://jr-athlete.jp/?p=546